気軽にメモ

ブログです

働いたら(ニートに)戻らないと言って

目指したのは、白い白いあの企業…

変な替え歌やってるとその内怒られそうな気がします。

目指したいですね、ホワイト企業

 

という訳でどういう訳で、この記事はリズと青い鳥についての話です。

BS12で放送してたみたいなのであやかりです。

 

ただ「ほにゃららについての話」とは言いながらにも、別に深堀するでも何でもなくただ王様の耳はロバの耳的にネタバレを投げつけるだけの質の悪いシロモノなんですが、より一層質の悪いことに同じく京アニ作品でもある氷菓のネタバレも含むので本当に質が悪くなっています。

そんなこんなで、これからリズ・氷菓を観る予定のある人には大変にネタバレ注意です。

そもそもこのブログ読んでる人がほぼいないはずなのであんまり注意喚起する必要もないのではと思いつつ、念の為置いておくというのは大事です、それは泥棒がいないことが分かっていても鍵をかけることが大事であることと同義のニュアンスにおいて、きっと大事です。

 

 

さてはて、では急にリズと青い鳥の何の話をするかといいますと、あれです。

それです。

そう、ハッピーアイスクリームの話です。

 

自分は触れた作品の消化、理解に時間が掛かるタイプなのであまりすぐさまに読解力が働かないんですが、ハッピーアイスクリームについては特に「作品においてどういう意味合いの言葉なのだろう?」という疑問が、映画館を出てからもずっと頭の中に残っていました。

ハッピーアイスクリーム

劇中での説明によると、自分と誰かとで不意に異口同音が発生した際に「ハッピーアイスクリーム!」と先に宣言することで、「ハッピーアイスクリーム」を言うことができなかった方にアイスを奢らせることができる、というゲームのようなもの。らしいです。

自分が筋肉少女帯の楽曲しか知らなかったのは内緒の話です。ノゾミ、カナエ、タマエ…

話は逸れますがレティクル座妄想は良いアルバムなのでおすすめです、思春期のメンタルに刺さります。

 

 閑話休題、このハッピーアイスクリームというゲームですが、作中で2度出てきます。

一度は物語がある程度進んだタイミングで、恐らくこのハッピーアイスクリームのルール説明を兼ねて。

そしてもう一度は、物語のラストシーンに掛かる場面で。

 

特に一度目があることでラストシーンの2度目の方に強い意味合いがあることを強調できる、いわゆる見せていた布石を回収する形を取っているため、強い意味合いがあるんだということが分かります。

そう、当時の自分は「強い意味合いがあるんだなあ…」となっていました。小学生並みの感想…

「同じ事柄が2回も出てきたので、きっと強い意味合いがあるんだと思いました」ではあまりにも額面通りです。はい、額面通りにしか理解できていませんでした。頭の回転云々で済まされるレベルかどうかはわかりませんが、概ねそんな感じの理解度です。

 

そしてごく最近の話、自分なりに意味合いの答えが急に降りてきまして。

……ひょっとしてダジャレでは? という。

 

もちろんリズと青い鳥という、他者との・自分自身との擦れ違いに対してどういう向き合い方をするかを描いた物語において、最終盤に異口同音が発生する点にも大きな意味合いが存在すると思うんですが、敢えてそれが中盤などではない最終盤に持って来られている辺りに「本当にそれだけなのだろうか?」とも思うところでして。

尚且つ、物語を締める最後の最後のシーン、希美がカメラに顔を背けた状態で、みぞれに何かを言い、みぞれがそれを受けて顔を赤らめまたほころばせる、という無音で繰り広げられるこの一幕。

これがみぞれの言った「ハッピーアイスクリーム!」によって二人でアイスを買いに行く、という流れからのものだとすると、尚更に意味深な感じがあります。

実のところ額面通りにしか理解が追いつかなかった要因がそこだったりもしたんですが、果たして自分の頭に振ってきたダジャレとはどういうことかと申しますと…

 

『ハッピー、愛、スクリーム』

 

ままダジャレです。

ダジャレ以外の何物でもなく、幸せな、あるいは幸せに、もしくは幸せの、『愛を叫ぶ』。

 

作品に消化に時間が掛かるタイプなので最近急に降りてきたのは脳の怠慢の仕業だと思いますが、この答えが弾きだされた要因については分析は非常に容易です。

まず自分がダジャレ好きというのが一つと、同じ京アニ作品の氷菓という作品を既に観ていたことが一つです。

サクッとネタバレしますと、氷菓におけるタイトルの意味は「私は叫ぶ」という意味での「アイ スクリーム」なんですが、氷菓と意味は違えどもダジャレ、『ハッピー愛スクリーム』だとしたら、描かれている物語からして据わり良く嵌る、というのをどうやら脳が急に思いついたらしく(多分京アニ繋がりなことも含めて)。

 

そしてまた、このダジャレの解釈だとラストシーンの希美の言葉を考察する上でも嵌ることに後から気付きました。

というのも、作中に出てくる架空の童話『リズと青い鳥』において、リズが青い鳥を自分の下から飛び立たせようと放つ最後の言葉は『愛してる』であり、尚且つこの作中作になぞらえながら物語は進んでいきます。

つまり、敢えて「ハッピーアイスクリーム」がラストシーンに向かう場面で用いられたのは、即ち無音で隠された希美の言葉が『愛してる』、もしくはそれに準ずる言葉だったのではないか…という解釈です。

であるならば同時に、みぞれの表情にも説明がつくものでして。

『ハッピー愛スクリーム』。

 

とはいえこれが正解というものではなく、もっと言えば明かされる類のものでもないので好きに解釈すべき部分ではあるんですが、ただもし仮に正解だとしたなら……

褒め言葉なんですが、考えた人は相当に人の心が無いですね。ええ。

だって結局最後まで擦れ違いを抱えたまま終わる物語で、そんな『ハッピー愛スクリーム』って……ねえ?

 

と、そんなこんなでネタバレを盛大にアイ・スクリームする王様の耳はロバの耳な記事でした。

関係ないですけど動物のお医者さんという漫画の掛布の耳のネタが好きです。

本当に関係がなかった。